こんにちは!

また長らく日が空いてしまいましたが、久しぶりのブログ更新です;


当方でお売りさせて頂いたリーガルジャンピングスパイダーですが、
もしかすると、もう既に脱皮している個体も出てきた頃合いではないでしょうか?

実はうちのリーガルも、一昨日の朝には2匹…
さらに、昨夜は2匹が脱皮し、いずれの個体もおそらく4齢へとなりました(*^-^*)

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ちなみに体長は約4mm(レッグスパン5mm程)で、大体このサイズにもなると、
キイロショウジョウバエを難なく捕らえる事が出来るようになります。↓みたいな感じに

【4齢によるキイロショウジョウバエ捕食】




【4齢がキイロショウジョウバエを食べているところ】


これまでは、シロトビムシやアブラムシといった矮小な餌…
もしくは、弱らせたキイロショウジョウバエ等の少し特殊な餌が必要でしたが、

このステージからは、

・キイロショウジョウバエ
・トリニドショウジョウバエ
・イエコ(ヨーロッパイエコオロギ)
・レッドローチ
etc...

※ レッドローチについては、生まれたての初齢でもまだちょっと厳しいですが…汗


各個体のサイズに合ってさえいれば、今後はどれも捕食可能で、
上記のような餌であれば入手も容易なため、飼育がグッと楽になってきますね♪

↑↓の画像(どちらも約4齢)のようなサイズにまでなれば、
以降は取りたてて難しいところも無いですし、
本種の飼育はほぼ成功したと言っても過言ではありませんd(*´▽`*)

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実は、このぐらいになってくると、頭部に入った横筋の模様の色合いで、
個体によっては、♂か♀かの判断が付く(?)のですが、
それについても追々記事にしたいと思います。


ちなみにですが、

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別の記事でも触れさせて頂いたような気がしますが、
若齢の小さなリーガルジャンピングスパイダーの脱皮は、
(その殆どが)フタと本体の篏合部にて、大体このようにして行われます。


※ おそらく大丈夫かとは思いますが、当方では過去に一例だけながら、

『この状態でフタを持ち上げた際、巣糸が丈夫すぎたために、
中の幼体を圧迫し、そのまま糸に締め付けられる形で潰してしまった』
事がありますので、念のためご注意ください^^;


ほぼ99%↑上の様なことは起こらないとは思いますが、
もしどうしても無理だと感じましたら、
潰れない位置に幼体が移動するまで待ってみたほうがいいでしょう。

もしくは、カップの底を、
デザインナイフ・カッターで切り取って、そこからお世話をする等…


前半部分は、すでに脱皮し、4齢程度にまでなっている方向けの内容でしたが、
次は、安全に脱皮させるための加湿方法について書かせて頂きます。

こちらが、

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今回の個体が脱皮したプリンカップで、
上には、保湿用に、水分を含ませたティッシュが置かれています。

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ちなみに、リーガルはこの狭くなっている部分にて脱皮しています。

今までは、シロトビムシやアブラムシ・弱らせたキイロショウジョウバエ等々、
それぞれ給餌頂いていたと思いますが、

脱皮の頃合いが近付くと、
絶食(=何も食べない)状態になり、餌を一切受け付けず、
こういった狭い位置に陣取り、厚めの糸を張って、そこに籠るようになります。

ちょうど↓みたいな感じに…

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生き物全般そうだと思いますが、脱皮前後は非常にデリケートな時期でもあり、

リーガルジャンピングスパイダーの場合、あまり弄り過ぎると脱皮に失敗しやすくなりますし、
正直、ここまでしっかりと立派な巣を拵えているのに、
いくら加湿のためとはいえ、カップの開け閉めで壊してしまうのも何と言うか…^^;


普段の飼育管理(加湿)

であれば、上記URLの記事のようなやり方でも良いのですが、
脱皮を控えた個体には、これからご紹介させて頂く方法がおすすめです!


おそらく、

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当方からのお届けにも使用させて頂いたカップには、
いずれも、上記のような小さめの空気穴がいくつか空いているはずで、

このカップのフタの上に

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このように、折り畳んで、かつ、水分を含ませたティッシュor脱脂綿を置けば、
わざわざカップのフタを開けなくとも、外部から、
先ほどの空気穴を通して湿気が入り込み、脱皮のための湿度を補充する事が出来ると思います。


※ 但し、この時に、『空気穴のサイズ』と『(含ませる)水分の量』が非常に重要で、

■空気穴が大きく、上に置いたティッシュの水分が多い場合

あまり空気穴が大きい(たぶん、今回お届けに使用させて頂いたものは大丈夫と思いますが)・
かつ、上に置いたティッシュの水分が多いと、
空気穴から、水滴がぽたぽたと垂れて、カップ内が水浸しになる恐れがあります;



…ただ、こちらの内容をご覧の方の中には、

●大きめの空気穴をあけて、
その上に保湿措置をすれば、より加湿の効率がよいのでは?

とお考えの方もいらっしゃるとは思いますが、


リーガルジャンピングスパイダーのまだ小さな幼体は、

※ お届けのカップは細めの裁縫針で空けた穴ですが

これより、若干大きめ程度の空気穴
(これは通り抜けられないだろうぁ…と感じる)であっても、脱走の危険があります^^;


それに加えて、

もし仮に、フタの上に敷いてあるティッシュが乾燥した場合、
歪んであちこちに隙間が出来たりもするので、

隙間に入り込んで溺死…或いは、脱走…等といった事も起こりかねません;


それに、リーガルジャンピングスパイダーの脱皮には、
湿度が大体40%もあれば十分なので、

秋や冬といった乾燥が著しいシーズンさえ除けば、
こうした、ちょっとの加湿だけでも十分に事足ります(≧▽≦)b




おそらく、飼育されている子がちょうど脱皮手前の方が多いと思いますし、
こちらの記事をご参考にしていただければ幸いですm(_ _)m


※ 一応、ここまでで一度記事としてアップしますが、
キイロショウジョウバエを捕食するところもYoutubeの動画を付け加える予定です
(↑アップロード完了しました)